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カリフラワーの基礎知識
クリームシチューなど冬の料理に欠かせない美味しい野菜がカリフラワーです。カリフラワー(Cauliflower)はアブラナ科アブラナ属の一年生植物で、花のツボミを食用にする淡色野菜です。食用としての栽培の他に観賞用途にも利用されています。
この名前の由来は「キャベツ類の花」という意味からきており、和名で「花野菜」、「花キャベツ」とも呼ばれます。カリフラワーは何より白いこんもりした花のツボミと太い茎が特徴です。ブロッコリーも外観が似ているのですがこれは別変種です。
原産地はあまり明確にはなっていないのですが、地中海沿岸が原産のケールなどの栽培野菜が突然変異で生まれたともされているようです。ケールなども古代から開花前のツボミを食用にしており、何と紀元前500年頃の記録に残っています。食用の「菜の花」や「カイラン」と同様ということで、カリフラワーもこうした食用に適した変異種だと考えられるわけです。
15世紀になると栽培はイタリア、フランスでも始まり、16世紀にはヨーロッパ全体に広がって、更に品種改良も進んだようです。日本でカリフラワーといえば白(クリーム色)の花のツボミ以外あまり生産されていませんが、実は他にもオレンジ色や紫色などの花のツボミを付ける品種もあります。
太い茎も特徴ですが、そのためにミネラル・ビタミンを貯蔵する器官となっており、他のアブラナ科植物よりも栄養価が高くなっています。
カリフラワーの栄養と健康効果